ボードゲーム目録作成ワークショップ報告
イベント概要
図書館総合展オンライン+ フォーラム
図書館総合展オンライン+ イベント詳細ページ
資料
- 日時: 2021/11/26 19時30分~21時
- 形式: オンライン(Zoom)
- 参加者数: 34名(スタッフ6名)
- スタッフ: 高倉、福田、藤倉、井上、ウニゲームズ、日向良和
報告
第23回図書館総合展オンライン+のフォーラムとしておこなわれました。
当日参加者は28名、スタッフ6名の計34名でした。
2019年の図書館総合展フォーラムがきっかけとなり、2020年3月よりボードゲームカタログのモデルを検討するグループが活動を始めました。
2020年11月にモデル案を図書館総合展で発表し、その後じんもんこんでも発表をしました。
このワークショップは、グループの2年間の検討の成果として、実際にボードゲーム情報を入力できるシステムが立ち上がりましたので、実際にボードゲームを持ち寄りデータを入力をするワークショップでした。
ワークショップでは、スタッフを含め30名以上の参加者が各自のゲームを持ち寄り、短時間ですが入力方法の説明を聞きながら個々のゲームのデータを入力しました。
入力しながらも、ボードゲームの識別やメカニクス、種類や遊び方などの情報をどうモデルに落とし込んでいくためのさまざまな質問がありました。
データモデルそのものや概念、定義などについては時間がなくて今回は説明ができませんでしたが、昨年度の発表資料などを参照していただくといいと思います。
今回のワークショップでは30以上のボードゲームのデータができ、作成後データを見ながら入力するデータの形式や入力すべきデータの必要性についてディスカッションをおこないました。
イベントは21時で終了した後、20名以上の参加者がのこり、ボードゲームの学校や図書館への広がりなどについて意見交換をおこないました。
例えば、図書館員向けのテーマや対象年齢などでのおすすめリストづくりなどのためにも、ボードゲームカタログのデータ整備の必要性を感じました。
最後に、参加者はボードゲームがとても好きで、データを作るときには改めて自分のゲームを分析的に見ることの楽しさを感じることができました。
ボードゲームミュージアムの構想についても紹介しました。
ボードゲームミュージアムがミュージアムとしてゲームの保存や研究にこれから活動する際にも、目録情報の必要性が参加者で確認されました。
モデルについては実際のゲームを入力する中で今後もさまざまな別例が出てくるので、随時検討の必要性が改めて確認されました。
報告者:日向良和(都留文科大学)